多読に関する理解と態度についての考察

論文

「多読に関する理解と態度についての考察」

項目 精読 (Intensive Reading) 多読 (Extensive Reading)
読書態度 受動的・消極的 能動的・積極的
教材の選択 教師が選択 学習者が自分の興味・英語力に応じて選択
教材のレベル 難易度が高い(構文・語彙が複雑) 難易度が低い(辞書を使わずに読めるレベル)
読書量 少量(部分的・断片的に読む) 大量(年間読書目標10万~30万語以上)
内容の理解方法 詳細な文法や語彙の理解に重点を置く 全体の意味を把握し、流れや状況に即して理解する
辞書の使用 頻繁に使用 使用しない
読むスピード 遅い 速い
日本語訳 主に全訳 しない
目的 文法や語彙の詳細な理解 流暢さの向上、英語学習のモチベーション向上
学習者の自由度 高い
多読は学習者に「楽しさ」や「自律的な学習」を促す点で、特に実用的な英語力を育む上で重要な役割を果たすとされています。一方で、精読の持つ分析的な強みも無視できず、両者の特性を理解し、補完的に活用することが最善の結果をもたらすと結論付けられています。
Kawasaki, Mutsumi. “多読に関する理解と態度についての考察.” 岐阜大学教育推進・学生支援機構年報 3 (2017): 92-104.
参照記事
https://takmon.net/read-deeply-read-shallowly-4089.html

コメント

タイトルとURLをコピーしました